こんにちは。
CHIKAKOです。
「人生の終わりに、なるべく後悔はしたくない」と思う方は、少なくないと思います。しかし、どんな人でも必ず何かしら後悔はあるのではないでしょうか。どうしても避けられない後悔。私にもあります。考えても考えても後悔しか溢れてこない。こんな気持ちを人生が終わる時まで持っていたくない、その時にこんな気持ちのまま永遠の眠りにつきたくない。そう思った時、私はある答えに辿り着きました。
1.「後悔は悪いこと」という思い込み
「後悔」という言葉には、一般的に「失敗、選択ミス、間違い、未熟」などのネガティブな価値観やイメージが浸透しています。しかし、「後悔」は本当にネガティブなことでしょうか。

このように考えてみてください。「後悔」、つまり「後から悔やむ」という感情が生まれるということは、それまでの生き方や人生、選択、そのできごとについて「本気で向き合ったから」ではないでしょうか。つまり、後悔とは「こうありたい」「今をもっとよくしたい」という気持ちの裏返しであり、自分の人生に対して真摯に向き合ったからこそ感じられる思いなのです。あなたは、目の前のことに真摯に対峙した、向き合った、それに向き合うだけの勇気があった、このように考えられます。
そう考えると、後悔とは「自分と向き合い、勇気を持って本気で生きた人だけが感じられる、とても豊かな感情である」と、前向きに捉えることができるのではないでしょうか。
2.私の後悔
私のこのサイトに訪れてくださる方の中にはご存知の方が多いかもしれませんが、私には子供がいません。理由を簡単にご説明しますと、以下のとおりです。
・結婚後、姑による私へのいびりや嫌味から夫婦仲が悪化(夫も味方になってくれない)
・夫には私の「子供が欲しい」という気持ちに向き合ってもらえなかった
・その後、私は命に関わる病気を経験し5年間のホルモンを抑える治療のため十分な妊活ができなかった
結婚当初、自分の思うような新婚生活ではありませんでした。姑は私に会えば嫌味を言い、週に5回、1日4〜5回は夫に電話をかけてくるような過干渉ぶり。そして夫はそれに対して何も言い返さない、ほぼ姑の味方でした。そして夫は、そんな姑に対して私が子供を抱かせたくないのではないか、という理由で妊活に協力しなかったのです。
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今となっては、夫は完全に私の味方になってくれていて、子供がいないことに関しては夫と何度も何度も話し合い、概ね自分で納得できている状態です。しかし、ここまでの気持ちに落ち着くにはかなりの葛藤がありました。
・この人と結婚していなければ、自分の子供を抱けていたかもしれない
・夫婦不仲の時に離婚という選択ができていたら、子供を産めていたかもしれない
こんなふうに、何年も何年もこの「後悔の念」が続くのです。子供は一人ではできませんよね?自然にできないならば、夫婦が協力しなければなりません。でも、夫は私が思うような協力をしてくれなかった。早めに離婚しておけばなんとかなっていたかもしれない。そう思うばかりでした。それでも夫に伝え続けることだけはしていました。あの時あなたは協力してくれなかった、そのせいで私がどんな辛い目に遭ってきたか、姑によるストレスがどれだけ苦しかったか、と。その甲斐あってか、少しずつではありましたが、夫は協力してくれるようにはなりました。しかしそれは、決してこれまでの私が納得できるようなものではありませんでした。
協力してくれなかった頃の夫に対する怒りがなかなか消えない中で、少しずつ協力してくれるようになった夫を見て、とても複雑な気持ちでもありました。この人と別れてもいいのだろうか?そんな思いもあり、気持ちの着地点も見つからず、後悔の気持ちばかりがめぐり苦しかったことを思い出します。
3.今、思う存分後悔しておく
後悔を感じている自分が苦しかったです。しかし、今のままでは「人生が終わる時までこの後悔をずっと引きずってしまうかもしれない」。そう思うとそれは絶対に嫌でした。そして、人生を終えるその時には、「できるだけ健やかな気持ちで眠りにつきたい」この思いが、強くなっていきました。
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そんな日々の中で、やっとたどり着いた言葉があります。それは、
「今、後悔しておく」
私の中で、この言葉がひとつの答えになりました。「今、思う存分その苦しみに向き合い、これでもかというくらい先に後悔しておく」ということです。その後悔から目を逸らすのではなく、今、真正面から向き合う。これはこれでとても苦しいです。しかし、後悔して後悔して、「いや、まだできる」そう思えたら今からでもチャレンジできます。逆に、「もう十分向き合った、その選択も立派だった」と納得できれば諦めたらいい。そう思って、あえてその「後悔から逃げない」という選択をしたのです。

4.後悔は生きる力になる
とことん思う存分その後悔に向き合うことで、やり直したり再チャレンジする原動力になることもありますし、もうできないということが明確になる場合もあります。できないことが明確になることは、決して悪いことではありません。できないことがわかれば、また別の道を見つけ選択することができますよね。つまり、あなたが今感じている後悔としっかり向き合うことは、どちみち「あなたの人生にいい影響をもたらす可能性がある」ということです。これは、非常に前向きな捉え方だと思いませんか?
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「後悔」に勇気を持って向き合い、「苦しく思い悩み後悔することはあったけれど、再びチャンスが訪れたり、別の道で再チャレンジができた」。このように、後悔の念をプラスの経験として変換することができれば、これまであなたが生きてきた道に、有り余るほどの誇りを持ち、これからの人生を生きる原動力になるのではないでしょうか?

後悔のない人生なんてきっとありません。どんな人にも、何かしらの後悔はあるでしょう。しかし、その後悔から逃げることなく、今のうちに思う存分向き合っておくことで、結果的に人生の終わりに感じるであろう後悔が減り、その後悔に心が潰されることもないはずです。つまり、人生の最後に健やかに眠りにつくことができるのではないでしょうか。後悔とは、決して悪いことではありません。後悔があるということは、「あなたが勇気を持って自分の人生に向き合ってきた証」です。その証を持って、あなたの後悔がこれからの人生の原動力になることを心から願っています。
今日も、最後までご覧いただきありがとうございます。
それではまたお会いしましょう。
A bientôt 👋
CHIKAKO
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